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せっかく貯めたマイルだもの。
最大限有効活用したい。

ANA特典航空券の裏技

「苦労してANAマイルを貯めたはいいが、希望日に特典航空券を予約できない・・・」。そんな嘆きをよく耳にします。

夏休み期間中の沖縄路線やハワイ、グアムなどのリゾート路線は特に需要が高く、特典航空券を正攻法で取ることは非常に困難です。

当サイトでは、中級以上のANAマイラーが駆使している、ちょっとした「裏技」を紹介します。

この裏技を利用すれば、人気路線を100%押さえられるというわけではありませんが、予約成功確率は少しは上がるはずです。

以下では、最初にANA「国内線」特典航空券、次に、ANA「国際線」特典航空券予約の裏技を紹介します。

また、効率良くANAマイルを貯めるための裏技も紹介します。

ANA国内線特典航空券予約の裏技

競争率の高いANA国内線特典航空券を予約するための裏技を紹介します。

具体例があったほうがわかりやすいと思いますので、ここでは、

ここでは、

  • 2017年12月24日の羽田-那覇(往路/1区間目)
  • 2017年12月28日の那覇-羽田(復路/2区間目)

の特典航空券を予約すると仮定して、話を進めていきます。

ANA国内線の特典予約の開始時期

ANAの国内線の特典予約はいつから可能かご存知ですか?

「搭乗2ヶ月前の同一日午前9:30から搭乗日4日前まで」予約可能です。

2017年12月24日の羽田-那覇は、2017年10月24日の午前9:30から、ウェブ(ANA SKY WEB、ANA SKYモバイル)、または、電話(ANAマイレージクラブ・サービスセンター)にて予約受付が開始されます。

ANAの国内線の特典航空券には、特典除外日(ブラックアウト期間)がありません。また、「空席待ち」および予約のない「オープン発券」はできません。

往復で予約する場合の「特例」を知る

初級者は、10月24日になって、初めて、

  • 2017年12月24日の羽田-那覇(往路/1区間目)
  • 2017年12月28日の那覇-羽田(復路/2区間目)

を予約するだろうと思います。

しかし、それでは遅い。

恐らく、往路は取れても復路は取れない可能性が高いと思います。

ここで、ANA国内線特典航空券を「往復」で予約する時のルールを確認しておきます。

往復または2区間以上ご利用の場合

復路または2区間目以降が予約受付開始前の場合も、往路(第1区間目)と同時に予約できます。

ただし、復路または第2区間目以降の搭乗日が、往路便(第1区間目)予約取得日の2カ月後の同一日から14日以内に限ります。

新規予約・変更・搭乗│ANA国内線特典航空券│マイルを使う│ANAマイレージクラブ

往復で予約する場合、往路と同時に、往路の14日以内の復路を予約できる」という点がポイントです。

復路を先に押さえてしまう

10月24日になって、初めて、

  • 2017年12月24日の羽田-那覇(往路/1区間目)
  • 2017年12月28日の那覇-羽田(復路/2区間目)

の空席を探すのではなく、

10月14日に、

  • 2017年12月14日の羽田-那覇(往路/1区間目)
  • 2017年12月28日の那覇-羽田(復路/2区間目)

の特典航空券をまず押さえてしまいましょう。

復路の特典航空券が予約困難な場合の裏技

往路の日付が違う?

気にしないでください。

復路を先に押さえてしまうのです。

恐らく、高確率で復路の予約が可能と思います。

なぜなら、14泊15日という長期旅行をする人はまずいないです。

10月14日の段階で、12月28日の復路を押さえようという人はまずいないからです。

往路の搭乗日を変更

ここで、ANA国内線特典航空券のもう一つのルールを思い出しましょう。

ご予約便の変更は、変更希望便出発日の4日前(搭乗日を含まず)まで、かつ元々のご予約便の出発前まで受け付けいたします。

新規予約・変更・搭乗│ANA国内線特典航空券│マイルを使う│ANAマイレージクラブ

ANA国内線特典航空券は、同一区間であれば、手数料無料で、何回でも、搭乗日・搭乗便を変更することができるのです。

10月14日に、

  • 2017年12月14日の羽田-那覇(往路/1区間目)
  • 2017年12月28日の那覇-羽田(復路/2区間目)

という特典航空券を予約しましたね。

私がとち狂ったわけではありませんよ。

ANAの国内線特典航空券は、同一区間であれば、手数料無料で、何回でも、搭乗日・搭乗便を変更できる。

10月24日になったら、12月14日の羽田-那覇(往路/1区間目)の日付を12月24日に変更しましょう。

  • 2017年「12月14日→12月24日」の羽田-那覇(往路/1区間目)
  • 2017年12月28日の那覇-羽田(復路/2区間目)

ANA国内線特典航空券予約の裏技の復習

今の手続きをまとめておきましょう。

本来の希望便は、12月24日の羽田-那覇(往路/1区間目)、12月28日の那覇-羽田(復路/2区間目)。

  1. まず、10月14日に12月14日の羽田-那覇(往路/1区間目)、12月28日の那覇-羽田(復路/2区間目)を特典予約。
  2. 10月24日に往路の日付を「12月14日→12月24日」に変更。

となります。

「往復で予約する場合、往路と同時に、往路の14日以内の復路を予約できる」ルールを有効活用して、復路を早めに押さえること。

つまり、往路便の予約開放日=10月24日まで漫然と待たず、復路便の予約開放日に「復路便の14日前の往路+復路」をまず押さえてしまい、後日、往路の日付を変更するところが鍵でした

往路と復路を逆にして予約する

以上で紹介した方法は、「往路の確保は比較的容易であるものの、復路の確保は困難を極める」という状況を想定しての裏技でした。この裏技を仮に「裏技A」としましょう。

逆の場合もあるでしょう。つまり、「復路の確保は比較的容易であるものの、往路の確保は困難を極める」という状況です。

このような場合は、トリッキーな以下の方法が有効です。

先ほどと同様に、本来予約したい便は、

  • 2017年12月24日の羽田-那覇(往路/1区間目)
  • 2017年12月28日の那覇-羽田(復路/2区間目)

であるとしましょう。

通常なら、

10月24日になって、初めて、

  • 2017年12月24日の羽田-那覇(往路/1区間目)
  • 2017年12月28日の那覇-羽田(復路/2区間目)

を予約するのですが、それでは往路の確保が困難という状況です。

そこで、「往復で予約する場合、往路と同時に、往路の14日以内の復路を予約できる」ルールを活用して、

10月10日に、

  • 2017年12月10日の那覇-羽田(往路/1区間目)
  • 2017年12月24日の羽田-那覇(復路/2区間目)

という「那覇発」の特典航空券を押さえてしまいましょう。

往路の特典航空券が予約困難な場合の裏技

通常より14日も早く「2017年12月24日の羽田-那覇」を押さえてしまうわけです。

「羽田発」が、「那覇発」に変わってしまいましたが、気にしないでください。日付の変更はいつでもできますから。

10月24日になったら、

  • 2017年「12月10日→12月28日」の那覇-羽田(往路/1区間目)
  • 2017年12月24日の羽田-那覇(復路/2区間目)

と、1区間目の日付を、12月28日に変更しましょう。

結果的に、

  • 2017年12月24日の羽田-那覇(往路/1区間目)
  • 2017年12月28日の那覇-羽田(復路/2区間目)

となり、「羽田発」の、本来確保したかった特典航空券が取れました。

往路予約と復路予約のどちらを優先するか?

往路と復路を逆にして予約する裏技を「裏技B」とします。

裏技Aでは、10月14日時点で、仮の羽田-那覇と確保の難しい那覇-羽田を押さえ、10月24日に仮の羽田-那覇を希望日に変更していました。

裏技Bでは、10月10日の時点で、仮の那覇-羽田と確保の難しい羽田-那覇を押さえ、10月24日に仮の那覇-羽田を希望日に変更していました。

結局、羽田-那覇と那覇-羽田のどちらを先に確保するかという問題になります。

ANA国際線特典航空券予約の裏技

競争率の高いANA国際線特典航空券を予約するための裏技を紹介します。

ここでは、2014年7月24日の成田-ホノルル、7月31日のホノルル-成田の特典予約をすると仮定して、進めていきます。

特典除外日(ブラックアウト)

ANA国際線特典航空券には、特典を利用できない、特典除外日(ブラックアウト期間)が設けられています。

2013年~2015年までの特典除外日は以下のとおりです。

対象路線 2013年 2014年 2015年
中国・アジア 日本発 - -
現地発 1/2 -
欧米 日本発 - -
現地発 - -
リゾート 日本発 4/27 4/26、12/27、12/28
現地発 1/2、1/5、5/5 1/3、1/4 1/2、1/3

ANA国際線特典航空券の予約開始日

ANA国際線特典航空券の予約はいつから可能か?

「搭乗日の355日前から4日前(出発日含まず)まで」です。

但し、ANAマイルを利用して、スターアライアンス加盟航空会社、及び、提携航空会社の特典航空券を予約する場合は、予約開始日が異なり、「搭乗日の330日前から4日前(出発日含まず)まで」となります。

スターアライアンス加盟航空会社、及び、提携航空会社の特典航空券の予約を希望される場合は、以下の文章内の「355日前」を「330日前」に変換して読み進めてください。

復路も355日前にならないと予約できない

ANA国内線特典航空券では、往路予約と同時に、「往路からの14日以内」の復路便を予約できましたが、ANA国際線特典航空券では、往路、復路ともに搭乗日の355日前にならないと予約不可能です。

往路開放日に復路を仮押さえ

ANA国内線特典航空券では、復路予約・往路仮予約(後から変更)という方法が有効でしたが、ANA国際線特典航空券では往路予約・復路仮予約(後から変更)が有効です。

搭乗予定日2014年7月24日の355日前、つまり、2013年8月4日にANA SKY WEBで、往路を確保し、その翌日の便(2014年8月5日)の復路を確保します。このような無茶な強行スケジュールを組む人はほとんどいませんから、往路・復路ともに予約できてしまう可能性は高いです。

そして、本来の搭乗希望日である2014年7月31日の特典航空券の予約開放日=2013年8月11日になったら、仮予約していた2014年8月5日の往路便を7月31日に変更します。

ANA「ダイヤモンドサービス」国内線特典航空券先行予約サービス

最後に裏技ではないのですが、合法的にANA国内線特典航空券を先行予約できるサービスを紹介します。

上級会員資格必要ポイントであるプレミアムポイントを年間(1月~12月)100,000ポイント(内ANAグループ便利用50,000プレミアムポイント以上)以上獲得すると、翌年4月からANA「ダイヤモンドサービス」が受けられます。

「ダイヤモンドサービス」メンバーになると、ANA国内線特典航空券の予約開始日が通常(搭乗日の2ヶ月前)より2週間早くなります。

例えば、7月1日の羽田-福岡(往路/1区間目)、同日の福岡-羽田(復路/2区間目)の予約開始日は通常では2ヶ月前の5月1日となりますが、「ダイヤモンドサービス」メンバーはそのさらに2週間前である4月17日の6:30から先行予約が可能です。以下がそのイメージ図になります。

ANAダイヤモンド会員先行予約画像

予約受付の結果は搭乗日の2ヶ月前に発表されます。

なお、「ダイヤモンドサービス」メンバー限定の先行予約は、ANA「ダイヤモンドサービス」デスクでのみ受け付けています。Web(ANA SKY WEB)からは不可能です。

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